
呼吸器系の病気は本当に心配・・・。発作が出たらどうしたらいいの。

ただただ、救急に連れていくことしかできなかったけど、あるものを手元に置くようになってから、慌てずに発作に対処できるようになったよ。
小児気管支喘息とは?
小児気管支喘息は、アレルギー発作によって気道に炎症が起こったり、気道が狭くなったりすることによって、「ゼーゼー」や「ヒューヒュー」といった喘鳴や、吸うよりも吐く方が長くなり呼吸困難を繰り返す病気です。
☆我が子の場合・・アレルギーの検査をこれまでに数回行ってきましたが、最も数値が高いのが「ハウスダスト」でした!当時、築数十年の官舎に住んでいたこともあり、お医者さんから「それも一つに原因になっているかもね~」と言われていました。ただ、主人が喘息を持っていたので、なりやすかったとも言われました。
どのような発作が起こるの?
長引く咳や、喘鳴を伴う息切れが見られます。発作は、夜間や明け方に起きやすい他、気圧の関係で喘息が出ることもありました。また、発作中は夜眠れないことがよくあり、呼吸が早くなったり、横になるのが辛くなったりすることも特徴です。なかなか眠りにつけない時は、布団を重ねて座るようにして寝るようにしていました。
また、発作がピークになると陥没呼吸が見られるようになり、この呼吸が出てくると急いで救急に連れて行きました。結果、これまでに2度そのまま肺炎で入院しています。
我が子の経験談
我が子が発作を起こすときは、ほとんど風邪をひいてからその延長でなっていました。特に咳を伴う風邪をひいた時は、なかなか咳が治まらずに、だんだん激しくなり、体力が奪われて寝込むという流れでした。
今でもその当時のことはよく覚えています。夜は全く寝れずに、止まない咳。
だんだんと喘鳴が聞こえ始めて、とても苦しそうに呼吸をします。そして夜中になるとさらに悪化し、陥没呼吸が見られる、といった様子でした。
私は心配でたまらなかったので、何度も夜間救急に走りました。発作は決まって夜中にひどくなることが多かったです!
救急に着くとすぐに「気管支喘息持ちである」ことを伝えます。すると優先的に酸素濃度を測ってくれました。そこで97~99%あれば、問診⇒吸入⇒様子見となりますが、これが95%以下であった時には、問診(子どものぐったり具合を要観察)⇒肺のレントゲン⇒吸入⇒入院or様子見となりました。
我が子は95%以下の時が結構ありましたが、その時の子どもの様子で判断することが多かったです。95%でぐったりしていて、そのままレントゲンを撮って入院!となったことがありましたが、93%なのに、割と元気で応答ができるときは、念のためレントゲンを撮って、様子見で帰宅をする、となったこともありました。
なので、酸素濃度もですが、子どもの様子をよく観察することがとても大事だなと思いました。
この数十回の夜間救急受診を経て、私が気づいたことは、
ズバリ!
必ず酸素濃度を測ること!そして必ず吸入をすること!!
でした。
そこで我が家は、酸素濃度を測るパルスオキシメーターと、セルフでいつでもできる吸入器を購入することにしたのです☝
酸素濃度(パルス・オキシメーター)と吸入器があれば安心!
今は言うまでもなく、その数年後に「コロナ」が蔓延するなんて思ってもいなかったので、ほとんどの家庭で、パルスオキシメーターを常備するようになったのではないかと思います。
私は我が子のことがあったので、既に自宅に持っていたのですが、コロナが始まったすぐの頃は、家族の誰かに風邪症状がでると、よく酸素濃度を測って確認をしていました。その時は「持っててよかった~」と思いましたね。
これを持ち始めてからは、発作が出た時に、まずこの酸素濃度を家で測るようにしました。呼吸はとても苦しそうだけど、測ってみると97%以上ある!!という時もよくありました。そんなときは、とりあえず安静にして様子を見ることにしました。これを一つの判断基準にして、酸素濃度と子どもの様子を自宅で見るようになってからは、夜間救急に走ることがほとんどなくなりました。
親の私も酸素濃度が高いと安心して看病ができました。
長い目で治療をしよう!
小児喘息は、成人になってから起こる喘息よりも治りやすいと言われています。一般的には6~7割までの子どもが完全に治ると報告が挙がっています。
実際に我が子も先生からそのように言われて、根気強く治療をしていこう!と決心しました。そのためには、「日頃から症状がなく」「肺の機能を正常な状態に保ち」「通常の日常生活を送る」ことが目標です☆このコントロールが上手にできて、発作が起こらなくなったら良い状態になります。しかし!完全に治まるまでには時間を要します。
3カ月~半年程、発作を抑えることができたら、徐々に薬を減らしていきます。我が家も一日3~4回の吸入に始まり、良い状態を保てるようになってから少しずつ吸入の回数を減らしていきました。また、吸入薬も減りました。
おかげ様で今では全く喘息発作が見られません。体力がついて体が強くなったのもあるかと思いますが、あんなに咳き込んで苦しそうにしていたことが嘘のようです。ですが、我が家には今でも吸入器を常備しています。喘息とまではいきませんが、風邪をひいて咳がなかなか治まらずにいる時は、医師と相談して吸入をすることがあるからです。特に学校に行く前に吸入をすると、その日落ちついて過ごすことができるようで、今でもたまにお世話になっています!!
このように小児気管支喘息の治療は地道に続けていく必要があります。
【まとめ】
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