妊娠糖尿病ってご存じですか。私は5回妊娠を経験していますが、一人目の時に妊娠糖尿病と言われて、食事管理を行いました。その後2人目~5人目は何も言われなかったのですが、血液検査では糖の値が異常に高く、また毎回の尿検査では「尿糖+++」と+が3つついたこともありました。ですが、5人とも巨大児にはならず、安産で産むことができました。もしかしたら隠れ妊娠糖尿病だったかもしれませんが、尿糖が出るたびにあることに気を付けてマタニティライフを送りました。今回はその時に自分が行った気を付けたこと3選をお伝えします。
1 そもそも妊娠糖尿病とは何か
妊娠糖尿病とは妊娠中に初めて発見された「糖代謝異常」のことです。近年は糖尿病患者数の増加と共に晩婚化・晩産化伴い増加傾向にあるようです。過食・肥満・運動不足といった生活習慣は糖尿病のリスクになりますが、遺伝的にも起こりやすいといわれています。私はまさに父が「糖尿病」を患いました。しかし母の食事療法のおかげで、今では病院からも「大丈夫!」と言われるくらいになっています。
さて一人目の時に中期の血液検査で糖の値がひっかかり、「糖負荷試験」を行った私ですが、この負荷試験で「妊娠糖尿病」と判断される基準は以下になります。
- 空腹時結党92㎎/㎗以上
- 1時間値180㎎/㎗以上
- 2時間値153㎎/㎗以上
上記いずれか1点以上を満たした場合に診断されます。
ちなみに私は空腹時が77㎎・1時間後172㎎・そして2時間後160㎎でした。

1時間値はギリセーフ!ですが2時間値がオーバーしています・・・。
診断を受けた私はすぐにネットで検索して、どうしたら糖の値が上昇しないかを調べました。そして一人目の時は食事療法を行いましたが、2人目以降は特に食事療法を行わずに、生活の中で気を付けたことを紹介します。
2 食事は野菜から食べるべし
調べれば多くのところで言われていますが、食事制限をするというよりは食事の仕方を変えることをしてみました。私は白米が大好きですが、おかずと白飯をペロッと最食べたい意欲をぐっとこらえて・・まずは「野菜から」食します。野菜の中には「トマト・たまねぎ」をなるべく入れるようにしました。このサラダを最初に食べてしまうと、あら不思議!!結構お腹が満たされます!
・・というのも、妊娠中期の検査でひっかかったということは既に妊娠中期後半辺りにさしかかっているんですね。お腹も大きくなりつつあり、安定期とはいえそんなにたくさんは食べられません。後期にもなれば、胃がますます大きくなるので臓器を圧迫して、胃もたれや胃の不調が出てきます。食べたい意欲はあってもなかなか食べられないものです。ですので、まずは野菜でお腹を満たしつつ、血糖値をあげないようにすることで糖の上昇を抑えましょう。
3 血糖値を急激に上げる食べ物や飲み物は極力控えるべし
これは気を付けた方がよいと思います。急激に上げてしまう食べ物をいくつか知っておいて「なるべく控えるようにする」ということですね。絶対に食べたらいけません!ということではありませんが、私は妊娠中だけそれなりに気を付けていました。ですが「今日は食べちゃおう★」と自分にご褒美として食べてよい日も作っていましたよ!じゃないとストレスになりますからね!
気を付けた方がよい食べ物は以下になります。
白米・麺類・菓子パン・清涼飲料水・お菓子・果物
これくらいです。
どれもおいしいですよね。食べたい食べたい!という気持ちを抑えながら、毎日食べることは避けて、ご褒美dayに食べるくらいにしたらよいかと思います。もしくは量を減らして食べるようにしましょう。
逆に「糖を下げる食べ物」もあるので、私は以下4つをメインに食べていました。
納豆・無糖ヨーグルト・バナナ・鯖
です。朝から野菜を準備する余裕はないので・・
朝は「納豆⇒バナナ・牛乳」 ※時々納豆トースト(激うま) ※ベーコン卵納豆トーストなど
昼は 好きなもの (笑) 腹八分目くらいまで ※野菜を必ず入れる★
夜は「野菜⇒青魚・汁物・白米⇒ヨーグルト」 ※ヨーグルトには黒蜜きなこ(うまうま)
こんな感じです。毎日というわけではありませんが、気を付けて摂取していましたよ。![]()
糖質制限食(21食セット) 【冷凍弁当 冷凍食品 冷凍 弁当 冷食 惣菜 おかず 昼食 ランチ 簡単おかず 簡単調理 レンジ調理 時短調理 非常食 保存食 介護食 一人暮らし 単身赴任 糖質制限 糖質コントロール 宅配 送料無料】
![]()
ハチ食品 低糖質カレー 6食セット 1,000円ポッキリ 送料無料 ポスト便 レトルトカレー ロカボ 糖質制限 ヘルシー ダイエット食品 10P03Dec16
3 体重管理は欠かさずするべし
私が2人目以降、尿糖+++が毎回続いて、「あらあらどうしたの」と言われたり、中期の血液検査で「糖の値が異常だね。妊娠糖尿病・・・まぁでも大丈夫でしょ。」と言われたりして、糖負荷検査に至らなかったのは、そもそも体重管理ができていたからだと思います。妊婦検診のたびに「糖は出てるけど、体重が増えてないから大丈夫でしょ」と言われたり、「体重管理が完璧だから負荷試験受けなくてもいいよ」と言われたりしました。確かに全員妊娠前から+7㎏前後で出産を向かえています。ですが、体重管理と言っても、毎日体重計に乗ったり、記録を取ったりしたことは一切ありません。体重が増えないようにしようという気持ちはずっと持っていましたが、増えないように努力をしたことはないのです。ですが、上記の食事の摂り方をしていると自然と体重管理に繋がっているのではないかと思います。特に夜ヨーグルトはおすすめです☝朝よりも夜にたくさん食べてください。便通がとてもよくなります。また、なるべく炭水化物(糖を急激に上昇する食べ物)を避けることで体重の増えを抑えることができます。
私が体重を知るのは毎回の妊婦検診の時です。「優秀だね~👏」と褒められた検診のあとは、必ずご褒美dayを作っておいしいものを食べます。「あら?結構食べちゃった?」と言われた検診の後は、そこから次の検診まで、上記の食べ方をより意識して過ごすようにしました。この繰り返しで特に糖について言われることなく、臨月まで過ごすことができました。
今「妊娠糖尿病」と診断されて食事管理をされている方、毎回尿糖が出て気になっておられる方。食事の食べ方を少し意識してみてはいかがでしょうか。
道のりは長く感じますが、出産を終えれば美味しいものをたくさん食べることができますよ~!
ストレスを溜めない程度に楽しく食事がとれたらいいですね。
※ 妊娠糖尿病と診断されて医者の元で食事療法の指示が出た方やインスリン注射の指示が出された方は、産院の指示通りにされてくださいね。
![]()
助産師のための妊娠糖尿病ケア実践ガイド アドバンス助産師必携! [ 福井トシ子 ]



コメント