子どもに怪我はつきものですよね。頭を打った・火傷をした・骨折をした・・と我が家も色々経験してきました。5人中3人は剥離骨折にもなり、全員が成長過程のどこかで一度は頭を打っています。また食べ物に興味のある時期は、台所に来たがるので、手指をやけどしたこともあります。どの怪我も大けがにはなりませんでしたが、親の管理は大事ですね。
さて今回は次男が自宅の階段から落ちて、おでこを切り流血したときの実体験を書きたいと思います。治療法や怪我の経過を写真付きでお伝えしますね。
おでこを切った時の初期対応はどうするの?
子どもが怪我をしたときは、とても慌ててしまいますよね。その際流血をしていたらなおさらです。怪我の種類によって応急処置の仕方は違ってきますが、今回は切り傷についてまとめてみたいと思います。
切り傷は浅い傷と深い傷で処置の仕方が変わってきます。
【浅い傷の場合】
清潔なガーゼを傷口に当てて、5分程押さえて止血をする。止血ができたら救急絆創膏を貼る。
【深い傷の場合】
清潔なガーゼを傷口に当てて、強く押さえたまま傷のあるところを心臓より高くする。止血できても一度病院を受診する。
このようになります。なによりも「まずは止血すること」が大切ですね。
我が家は、階段を下りていく際に滑ってころころ落ちてしまい、階段の角でおでこ(眉毛の上辺り)を切ってしまいました。と同時に頭も打っています。わんわん泣く我が子を起き上がらせると、おでこから血が出ていたので、すぐにガーゼを当てて止血をしました。ですがなかなか血が止まりません。親の私もキズを見るのが怖くて、傷の程度が把握できませんでした。これはとにかく病院だ!!と思い急いで病院へ行きました。
落ち着いて行動すると言っても、なかなかできないものですね。
治療法はどんなものがあるの?
病院に行くときに迷ったことは、「脳神経外科」に行くのか「整形外科」に行くのか、ということです。その時は悩んでいる余裕がなかったので、敷地内にどちらもあるクリニックモールに連れて行きました。そして、どちらを先に受診するか迷ったあげく、流血していたので「整形外科」を受診しました。
整形外科で様子を伝えると、「まずは脳神経外科を受診してCTを撮ることをおすすめします。そちらでもキズの手当をすることができますよ」と言われました。なので、脳神経外科の方へ行きました。
受診するとすぐにCTを撮ってくれました。子どもの様子から「吐き気や頭痛・めまい」などがなかったので大丈夫だと思いますが念のため・・と言われCTを撮りました。
結果は「異状なし!」
早速傷口の手当に入ります。ここでお医者さんに提案された治療法は2つです。
- 傷口を縫合する
- テープ固定する
私は縫合をする治療法しか考えていなかったので、「テープ固定」の治療法を初めて知りました。縫合とテープどちらがよいか、メリットとデメリットを教えていただきました。
【縫合治療のメリットとデメリット】
~メリット~
- キズが糸で固定されるので綺麗に治る確率が高い
~デメリット~
- 時間がかかる
- 局所麻酔が必要
- 子どもが小さいと押さえつけるなどの工夫が必要
【テープ固定のメリットとデメリット】
~メリット~
- 短時間で処置が終わる
- 痛くない
~デメリット~
- テープが剝がれやすい
- テープを何度も貼りなおす手間がかかる
お医者さまからは、「縫合の方が傷口が綺麗に治るからおすすめするけど、この年齢だと押さえつけが大変になるだろう」ということ、「テープは簡単だけど、しっかりと常に貼っておかないと傷口が閉じないまま経過するので、余計に目立ってしまうかもしれないから、きれいに治る保証はできない」と言われました。このように聞くと、大変だけど縫合できれいに治した方がよいかな、と考えました。
ですが、麻酔をして押さえつける・・・
悩みに悩んだ結果、我が家は「テープ固定」を選択しました。
テープ治療の経過
テープ固定はキズ口をぐっと寄せて、皮膚と皮膚をくっつけたままテープで固定します。おでこ中央辺りであればテープが止めやすかったのですが、我が子は眉毛の上辺りだったため、テープの貼り方がとても難しかったです。
なんとかテープを貼ってもらい、剥がれないように上からガーゼで押さえてもらいました。この状態をキープしながら過ごすことになりました。
が!
それはそれは大変でした。ガーゼが気になって触ってしまう次男。また、保育園にも行っていたので、元気に暴れまわって汗をかくとテープが剥がれやすくなってきます。
お風呂の際も濡れないように上手に髪の毛を洗いました。
【実際の写真↓】
こう見ると痛々しいですね・・。
ですが、段々と慣れてきてガーゼで押さえていることも気にしなくなり、1週間も経てば問題なく過ごせるようになりました。
その後定期的に傷を見てもらい、固定をして・・を繰り返しました。そして徐々に傷口は閉じていきました。
【傷口経過の写真はこちら】
少しずつ薄くなってきているのが分かります。
ですが、もう少ししっかりと閉じたかったなぁ・・というのが正直なところです。
★あれから数年後の現在★
あれから3年が経ちました。現在の傷口を見てみましょう!!
【現在の写真】
このように遠目から見たらほとんど怪我は分かりません。
また普段は前髪で隠れているので全く気にしなくなりました。
今思えば、テープは止めにくかったですが、眉毛の上なので目立ちにくい場所の怪我でよかった・・と、そう思います。
無事に傷口が治ってほっとしたお話でした。
何よりも怪我をしないことが一番ですが、ずっと見ているということはできませんよね。次男が怪我をしてから、上二人はその時のことをよく覚えているようで、今でも「階段は気を付けて下りないと〇〇のように怪我して血がでるよ」と言っています。
経験から学ぶことも大事ですね。
以上★我が家の体験記でした!
どなたかの参考になれば嬉しいです。
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